漢字を覚えるのが苦手な子どもは意外と多いものです。先日も小学生の子どもがいる友人から「子供が漢字をなかなか覚えなくて困っている」という話を聞きました。実際に学校の宿題で定番の漢字練習だけでは身につかないという子も少なくありません。
子どもが漢字を覚えるのに、「習字を学ぶ」ことはとても有効な方法です。漢字を好きになる方法やベストな勉強法は人それぞれ違いますが、習字も一つの方法として知ってほしいと思います(*´▽`*)。
書き順重視 部首を意識 大きく思いっきり何回も書く効果
漢字の覚え方は、とにかくノートに書く、という方法が定番です。小学校でも宿題で出されますよね。少なくない回数をクラス全員が何度も書いているはずなのに、漢字を覚えられる子と覚えられない子がいるのも事実です。漢字練習は、何も考えずにただ書いているだけでは頭に入らないためです。
最近は、勉強にタブレットなどの電子機器を利用する機会も多くなりました。確かに手を動かして漢字を画面に書いているのですが、自分が書いた字を振り返ることも少ないため、ゲーム感覚で楽しく身に付けられる子もいますがそうでない子もいます( ;∀;)。大人にも言えることですが、文明の進化で文字を書く機会が減ったことは、文字離れにもつながっています。
習字は、はじめたからといって一気に漢字テストの点数が取れるようになるわけでもありません。少し遠回りに思えますが、文字の形をしっかり頭に入れるにはとても良い方法だと思います。
理由のひとつとして、書き順をしっかり身に付けられること、が挙げられます。間違った書き順で書くと字の形が崩れますし、先生にもバレます(;・∀・)。正しい書き順はきれいな字を書くことにもつながっていますし、書き順をしっかり意識して書くことで頭にも入ります。
それから部首を知る良い機会にもなります。習字では複数の文字を大体一か月かけて何度も書きます。その文字は、(例え習字として完璧に上手に書けなかったとしても)形は完璧に覚えられます。漢字は、へんやつくりなど、構成する要素が組み合わさってできています。正しい部首をひとつひとつ覚えていけば、新しく出会う漢字も怖くありません。部首が間違えなければ、漢字を間違える要因のひとつが減ることにもなります。
それから小さな数センチサイズにちまちまと文字を書くのではなく、最低でも半紙サイズ、時々は書初めなどの大きいサイズに、筆でしっかり文字を書くことはとても貴重な時間です。文字に親しむ時間があればあるほど漢字は頭に入ります。習字をすることで文字や漢字が好きになるきっかけになるかもしれません。
偉そうなことを書きましたが…、我が家の息子(先日幼稚園卒園しました)にはまだ習字をやらせていません(^▽^;)。でも私が家で習字をやっているので、ちろちろっと見てきます(笑)。文字自体には興味があるため、毎日少しずつ、ひらがな、カタカナ、漢字を教えていて、小1に習う漢字の半分以上は書けるようになったかも?本人は難しい漢字を書けた時に達成感があるようで、お友達とのお手紙には漢字を書きたがっているのも良い傾向だと思っています(←書けることを自慢したいだけw)。
子どもによって「楽しい」と思う漢字の学び方は違います。親としては少し大変ですが、色んな方法を試してみて、一番良い方法が見つけられれば、漢字を覚えるスピードは格段に上がるのではないでしょうか(^^)。
◎色んな漢字を学ぶアイテムを併用するのも手♪↓我が家ではこれらの購入も検討しています~◎