春は新しいことを始めるのにぴったりの季節。何か習い事を始めようと書道教室を検討している人もいるかもしれません(*´▽`*)。一度入会してしまうと、辞めるのは意外と大変。自分にピッタリの最適な教室と巡り合えるように、今回は書道教室を選ぶにあたって押さえておきたいポイントをまとめてみました。お子様の習字教室を選ぶ際や、大人の教室を検討している方にも参考にしていただければ嬉しいです♪

●立地、曜日やレッスン時間、月謝は無理のない範囲で

基本中の基本、書道教室に限らずに重視する部分です☆立地や日時については、「初めて習字教室に通う」「小さな子供」の場合は特に重要です。どんなに先生が良くても授業の内容が良くても、無理をして通い始めると通っているうちにストレスになります。近くて行きやすい、時間にもゆとりがあって、お金も高くない。これらのハードルが低ければ、ちょっとくらい先生が厳しかったり不満があっても続けていけるものです(笑)。

小さな子供にとっては、やっぱり「無理なく通えること」が一番(/ω\)

月謝はピンキリです。子どもの場合は月に3,000円だと良心的~5,000円だとやや高め大人だと4,000円だと良心的~7,000円だと高めですが、月に10,000円位する教室もあります。子どもの場合は基礎的内容の場合が多いのですが、大人だと高いレベルを目指す経験者もいるためです。有名な書家に教えてもらうなら、一般的な書道教室の月謝は参考にならないこともあるでしょう。「ちょっと上手くなりたい」程度であれば、高い月謝を出す必要はあまりないと思います。

●先生はどんな人か 先生との相性、先生の字は事前に確認

先生との相性は、正直言って一番大切かもしれません。どんなに腕が良くても、教えてもらうからには、先生と合うか合わないかは特に重視すべきです。これは見学や体験入学である程度分かります。先生が生徒にどうやって教えているのかをじっくりチェックしましょう。子どもが通う場合は、やはり子ども慣れしている先生がおススメです。子どもは大人と違って気分の浮き沈みが激しいため、時には前向きに取り組めないこともあるでしょう。そんな時、子どものモチベーションをどうやって上げるかで、子どものやる気は格段にアップします。ちなみに私が子供の頃通っていた書道教室の先生は「とにかく褒める、認める」方針で、私をはじめ長く通う子供が非常にたくさんいました。

「マンガに出てくるような厳しいおじいちゃん先生」が好きな人もいるかもしれませんが(^▽^;)

書道経験者が教室を探す場合は、「先生の字」も見ておくと安心です。教室によっては先生が一人一人にお手本を書くこともあります。大きい書道団体だとお手本は用意された共通のものを使いますが、書き方が分からなければ先生の字を参考にするケースも多くあります。先生の字が自分が目指すべき字であれば、完璧です☆

●書道会、流派、考え方に共感できるか

これは長い目で見た時に、より大切なことだと実感できることだと思います。多くの人の場合「字がうまくなりたい」という希望を叶えてくれることがまず第一ででしょう。または最初から「上手く書くというよりは、楽しく自由に書く」という考えの人もいるかもしれません。その流派がどんな流派なのか、会員はどれくらいいて、どんな目的で、どんな歴史があるのかなど、興味がなくともチェックはしておくべきです。
それぞれの書道会や流派には特徴があります。教室や先生の雰囲気が良かったけど、この書道会って信頼できるのかな?どうなんだろう?、そう不安に思ったら、正直に先生に聞いてみるのもアリですし、本部に問い合わせてみるのも手です。根本的な考え方が合わないようなら、最初は良くても、いずれ不満を抱く原因になります。

私が長らく学んでいるのは日本習字です(*^-^*)写真は創設者の観峰先生

●自分が目指すべき目標が達成できるかどうか

これは特に大人になって始める人や、再開する人は改めて考えてほしいことです。「字がうまくなること」はもちろん、その先にどうしていきたいのか。師範をとりたいのか、書家になりたいのか、先生を目指すのか。自分が選ぶ教室でその目標を叶えられるのかしっかり考えておきましょう。
ちなみに私の場合は、高段位を取得してから一度やめて長いブランクを経てからの再開だったので、目標をどうするか正直迷いました(^▽^;)。上手くなることよりも、私は古典を勉強したり、いつか流派に関係なく公募展などにもトライしたい、そう考えたので、かつて学んでいた日本習字の中でも「臨書部」で臨書を勉強することに決めました。まだ書道を再開して1年ですが、明確な目標があるので階段をひとつひとつ昇っていくようでとても楽しいです( *´艸`)。自分の書道における未来が想像できなければ、教室の先生や、そこに長く通っている生徒に、自分を重ね合わせてみてください☆それが「素敵だな」と思ったら、おそらく間違いはないと思います☆

書道教室は数多くあります。迷いがあるのなら、たくさん教室に訪れて、目で見て、比較して、先生の話を聞いてみることをお勧めします♪後悔しない、あなたにピッタリの教室がきっと見つかるはずですよ!

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