半切サイズの作品を飾りたくて自力で表装、第二話(?)です。前回は、市販の裏打ち専用紙で作品を破れにくく丈夫にしました。今回は、ネットで購入した仮巻を使い、作品を壁に下げて飾れるようにします。自宅に飾るならこれで充分ですし、仮巻に貼っておけば綺麗に巻いておけるので、保管も安心。今回は半切(条幅)サイズですが、半紙サイズでも何でも仮巻軸は売っているので、お気に入りの作品をぜひ表装してみてくださいね(=゚ω゚)ノ。※私は仮巻に貼るのは初心者なので、細かいところは多めに見てください~(^▽^;)。

仮巻とは?飾ったり保管したりできる、安価で簡易的な掛け軸

仮巻とは、簡易的な巻物、掛け軸です。飾ることもできますし、書道の作品を保護するのにも最適です。一般的には裏打ちをしてから、または(お勧めはしませんが)裏打ちをしなくても作品の裏から霧吹きをしてシワを伸ばしてから軸に貼ります。本来表具屋さんに依頼する本格的な表装の場合、軸は木や陶器で、美しい裂地(きれじ※織物などの切れ端)を使用したりしますが、何万円もします。安い仮巻は、シンプルなものが多く材質も安っぽいですが、色んな色、デザインのものがあります。一文字シールは、少し派手な柄を選ぶと映えるのでおススメです。

【私が用意したもの】
裏打ちをした自分の作品(半切サイズ)
●仮巻軸…◎↓こちらの「エヒメ紙工 ゴークラ 仮巻軸 雲花紙 EA13 半切 44×170cm」を購入。

●一文字シール(上下2枚)…私は自分が所属している日本習字のオンラインショップで購入。一般的に100円~買えます。◎↓こういうものです。

※その他に、メジャー(長めの定規)、鉛筆、メンディングテープ(はがれやすい仮止めのテープ。※あればでOK)を用意しました。
今回私は「一文字シール」を使用しましたが、使わない方法もあります。和紙を2センチ幅×長さ4~5センチくらいの短冊状に切り、作品の上下左右4カ所と作品をでんぷんのりで貼る方法です。ただ一文字シールは、簡単で見栄えが良くて、かつ安いので、初心者はシールがお勧めです。

材料がそろったら、貼る場所を決めて、丁寧に貼っていくだけ!

最初に、作品と仮巻と一文字シールを並べて、貼る場所を決めます。貼る場所に決まりはありません。私は、仮巻は半切用の44×170cmを買ったので(半切はメーカーによって違いますが、大体35×135㎝)、上から21cmで下から15センチの場所、左右は各約4.5cm空けました。←一応測りましたが、適当です!!笑

メンディングテープで仮に貼っておくと、あとでズレなくて便利です!

一文字シールは、大きい方が作品の上に貼る方、小さい方が作品の下に貼る方です。

私が買ったのは、一文字シール3組で300円位でした(*^-^*)

こんな感じで、真ん中から剥離紙をはがせるようになっていました。

ぺろーん。

貼る場所が決まったら、メンディングテープをはがし、一文字シールを貼ります。

一文字シール、ちょっと大きめだったので、半切の紙の幅からはみ出していた部分は切りました!

しっかりこすって貼ります!下側も同様に貼ります。

完成ですーーー!!作品の上下しか貼り付けていないため、少しずれてしまったのか、巻いた時に作品にたるみがでて巻きづらくなっちゃいました(;´∀`)。一文字シールを1枚貼ったら、二枚目貼る時に、家族などに作品を押さえててもらって、軽く引っ張りながらたるみが出ないように貼るのが良いかも。あとは、半紙サイズなど小さいサイズで何度か仮巻に貼ってみて、慣れてから半切サイズにトライした方が良かったかも。←これらがコツと言えばコツです(;´∀`)。

実家にプレゼント。和室の床の間に飾ってくれる予定です。飾ったらまた写真載せますね~♪

作品の裏打ちをし、仮巻に貼り、やっと飾れる状態になりました(*^-^*)。仕上がりが「超キレイ!」とは言えませんが、それでもかなり安くできましたし、納得のいく形になったので大満足です☆どうせ書作品を超近くで見ることは無いので、多少汚くても良いかなとw!これからは上手く書けたものは、ちょっとずつ仮巻に貼って、もっと慣れていきたいと思います。
◎↓色んなサイズの仮巻を載せておきますね!