書道をしている方が気になるのは、筆の割れ!!ぱっくり割れてしまうと、良い字なんて全く書けなくなります(´;ω;`)。この原因は洗い方と干し方にあります。筆の割れも酷過ぎなければ直すことができますよ◎洗い方と干し方、おすすめアイテムも合わせて詳しくご紹介します。
筆を長持ちさせるためのコツは書道後の洗いと干しにある
冒頭から白状しますと…。子どもの頃何度も書道用の筆が割れてしまい、習字教室の先生にケアをお願いしたり、母に筆を買ってもらったのはこの私です(/ω\)。習字をすることは嫌いじゃなかったのですが、筆を洗うのは大嫌いだった当時。おそらく先生は洗い方などを教えてくださったと思うのですが、何となく自己流で洗っていた学生時代…。可哀そうな末路をたどった筆たち、みんなごめんなさい。
大人になって改めて書道を再開して、当時の自分に大いに反省しつつ、今は少しでも筆が長持ちするように丁寧に扱うようにしています。ちなみにこの方法をすると、ある程度の筆の割れも直ります!!私の方法は専門家の方から見たらもっとガンバレ、と思われるかもしれませんが、家にあるもので工夫しつつ、お金をかけずに家庭で出来る範囲で(;´∀`)。参考になれば嬉しいです。
筆の穂を全部お湯に漬けて半日~1日 やさしく洗う
筆は、ただ洗っているだけだと穂先の方しか綺麗になりません。根元が固まってしまうと、筆は割れやすくなります!!なので、しっかりとお湯が根元に浸る状態で置いておきます。書いて速攻洗うのなら浸す時間は短くて良いのですが、最低でも半日、基本は1日、頑固な場合は2日位浸す時間を確保します。
↓私はこんな感じで浸しています(^▽^;)コップの持ち手の部分に大きめの洗濯ばさみを引っ掛けて筆を挟んでいます。この状態で、コップにお湯を注いで放置。ポイントは筆の先がコップの底につかないこと。コップでは無くてペットボトルに浸けている人もいるみたいですね。確かにそれなら小さいクリップでも飲み口でしっかり固定されそう!
水に十分浸したら、もみもみしながら水かぬるま湯でよく洗います。ここでも重要なのは根元をほぐして洗うことです!
ちなみに洗う際に「シャンプーやリンスを使うと良い 」vs「使ってはいけない」論争があります(;^_^A。水で洗っていてもなかなか墨が取れない時に、石鹸類を使うとよく取れるのは事実。実際に私は小学生の頃習字教室の先生に「シャンプーで洗うと綺麗になるよ」と教えてもらいこの方法を知りました(筆の状態が悪くて見かねて言っただけかもしれない(゚д゚lll))。ただ筆はある程度油分が残っている方がベストだと言われていて、あまり質の良くない石鹸だとそれをごそりと取ってしまうのでバサバサになってしまうことがあります。無添加のものや赤ちゃん用のシャンプーならまだ良くて、私は時々、筆洗いにノンシリコンのシャンプーを使うことがあります。シャンプーを使うことのデメリットを理解して、時々使う程度なら問題は無いかと思います。
◎↓少し高いですが、筆専用のシャンプー「筆シャン」があります。これめちゃくちゃおススメです◎
穂を下にして干すことが大事!筆に残った墨を根元に戻さないため
洗い終わったら筆を干します。私はキッチンペーパーで軽く水分を切ってから干すようにしています。ポイントは穂先を下にすること。横に置いたりして干すと、根元周辺に残ったわずかな墨がそのままの状態でまた固まってしまいます。穂先を下にすれば、穂先が少し固まるだけ。干している途中に墨が残っているなと感じたら、また洗って同じように干せばいいんです。
干す方法は、書道の筆用の筆掛けがあれば一番良いのですが、私は洗面所のポールに100均で買った「ポール用カーテンクリップ」を付けて、クリップ部分で筆の持ち手の紐を挟んで干しています。
◎もう少し筆の数が増えたら、筆掛けを用意しようかなぁ。こんなの家にあったらカッコよすぎる( *´艸`)◎