大人になってから「書道を習いたい」「習字教室に通ってみようかな…」と考えている人は、自分がどれだけ上達するのかは気になることの一つだと思います。幼いうちから習っている人と比べて、ある程度大人になってから学んでどれくらいうまくなるのか師範を目指したり、賞をとることは難しいのか。もし躊躇している人がいたら…、声を大にして言いたい!学ぶことに遅すぎることはありません(*´▽`*)。書道はいつ始めても必ず上達します。今回はそんな悩みをもつ大人の方へのエールとなればいいなと思っています♪

書道がうまくなるかどうかは、泳ぎ方やピアノと少し似ている

書道を学び始めるタイミングは人それぞれです。小学生のころの定番の習い事として今も人気ですし、昔習っていたという人が大人になってから再開することもあるでしょう(まさに私はそのケースですw)。書道は、大人の習い事としてもとても魅力的です。墨の香りの空間、静かで集中できる時間、教室に通うなら先生やほかの生徒とのコミュニケーションが新鮮で楽しいと感じる人も多いかもしれません。

ただ気になるのは、自分の実力がどれくらい伸びるのか、ということ。確かに小さいうちから書道を始めた人は、クセが付く前に字が整うため、非常に達筆になる人も少なくありません。有名な書道家が実は「大人になってから書道を始めた」という人はほとんどいないでしょう。
書道というのは、例えば泳ぎ方だったり、ピアノを弾くことに少し似ています。一気に上手くなることは無く、練習を重ねるごとにひとつひとつ階段を上るように上達していきます。「これをやれば書道が○日で上達する」という方法もあるようですが、長く練習している人に勝てるほどは上手くなりません。逆に上手くなれば、一度やめても一気に超絶下手になることは無く、身体が書き方を覚えているはずです。(ブランクが長ければ、感覚が戻るのにある程度の時間はかかりますが(;’∀’))
プールだって、潜れないのに短期間でクロールは泳げないですし、ピアノだって最初は片手だけで弾くのがやっとで、両手でスムーズに曲を弾くのは何か月も何年も先のことでしょう。

でも何事も、大人になってからでも必ず上達はしますそのスピードはもしかしたら遅くとも、練習すれば必ず上手くなるものです。本人にやる気があって、楽しいという気持ちがあるのなら、きっとそれは充実した時間となるはずです☆

書道はいつ始めても師範を目指すことはできます。ただ以前書道の師範についての記事にも書きましたが、書道会によって師範をとる目安の期間や難易度は異なります。私が入会している日本習字なら漢字部だと初段は初等師範に相当しますが、正直初段程度だとまだまだ…という印象は否めません(;´・ω・)。教室を開くことを目標にするなら、やはり高段位を目指して練習をすべきだと思います。
また賞をとりたい、という目標も同様です。書道展や書道コンクールはたくさんありますが、受賞の難易度は全く異なります。最初から規模の大きな書展に出すのは無謀ですし、出展料も安くありません。規模の小さい地域単位で行っているような書展に出すか、おすすめの書展を書道教室の先生に聞いてみるのも手です。

ああだこうだ書いてしまいまいましたが、結論として、大人になってから書道を始めても上手くなります!やる気があって練習を重ねれば、自分が目標としているレベルに必ず近づくことができます!!私も実力はまだまだですが…、最初からあきらめたらもったいない。上手く書けなくても、それすら楽しみながら、ずっと書き続けていきたいと思っています(*ノωノ)。

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