雅号は書道の時に使う名前、ペンネームです。私は、子どもの頃+大人になってから、合わせて約20年書道をやっていますが、この度やっと雅号を付けました!雅号について知りたい方のために、付け方や付ける時期、私の場合など、詳しくまとめておこうと思います(*´▽`*)。
雅号は誰でもいつでも付けることができる、書画のペンネーム
雅号は、書道家や文人、画家などが持つ、趣のある“名前”のことです。明治時代には本名以外の雅号を持つことが流行ったそうですが、今は一部の人が持っているだけ。だからこそ雅号を付けるべきなのか迷う人もいると思います。ただ雅号には必ずこうすべき、というルールはありません!雅号を付ける時期は、決まっておらず、「〇段になってから」「師範になってから」という決まりもありません。一般的には雅号は1つという人がほとんどですが、複数の雅号を持つ人もいます。
【雅号の付け方は下記の方法があります】
●自分で付ける
好きな言葉や漢字、好きなことなどを考えて名付ける。
(音読みで二文字が一般的、苗字と組み合わせることを含めて考える)
●自分が所属している団体があれば、その団体の雅号の付け方に従う
先生、師匠に付けていただく。その場合、先生や師匠の名前の一部を継ぐこともある。※お礼の意味でお金を渡したり、既定の金額を支払うことも。
◎日本習字…11,000円で雅号申請が可能。←私はこれで雅号を付けました。
日本習字の雅号申請 「個人会員」の私の場合
私が所属している日本習字では、雅号は段級位や年齢関係なく、受講生の人であれば誰でも申請ができます。私は小学校低学年から教室に習っていましたが、高校や大学まで続けた人が何人か申請してしている感じでした。私は大学4年まで習っていましたが結局申請せず(;^_^A。大人になって再開して4年目になり、やっと申請することにしました。
実は今回雅号を申請したのは、落款印が欲しくなったため。今後色々な臨書を書いたり、色紙に遊びで書いたりする際に、雅号を用いたり、雅号の落款印があるとまとまりが出るなと思ったのがきっかけでした。(※落款印については、またそのうちまとめていきたいと思っています。)雅号を付けるタイミングは、自分で決めるのが一番です。先生などに薦められることもあると思いますが、「今は要らないかなぁ」と思ったら無理に付けなくてもいいのではないかなと私は思います!
雅号が欲しくなったら、日本習字の場合、支部会員(教室に通っている人)の人は先生に申請書を出し、申請料を支払います。個人会員(私)の人は、直接担当センターに申請書を送り、後日送られてくる請求書で申請料を支払います。←日本習字のホームページなどには申請書は無く、私はメールフォームから問い合わせをして、申請書を郵送で送ってもらいました。
雅号申請書は、氏名、生年月日、性別、職業、趣味を書く欄があります。名前との相性、画数、趣味を考慮して名前を付けてくれるようです!
考えた結果、私は趣味欄に「・料理 ・家族旅行(景色の綺麗な所など)」と書き、該当する担当センターに送りました。(※東京センター、京都センター、福岡センターがあります。県別に担当センターが決められています。)そして2、3週間後に届きました~(*´▽`*)!!
中には「証書の送付について」、「雅号之証(賞状みたいな証書)」、「雅号選字箋」、「雅号命名にあたって」の紙が入っていました。
私は「景楓(けいふう)」と命名していただきました!!!
「字義:春の新緑や秋の紅葉と美しくもえ輝く楓の鮮やかな景色の意」とのこと。趣味欄に書いた「家族旅行(景色の綺麗な所など)」を考慮してくださったのかも。(「料理」の方は、名前に使うのがちょっと難しいそうだし(^^;))「字義」まで書いてくれるとは思っていなかったため、由来を知れてとても嬉しい♪
迷った上に申請をした雅号ですが、結果的にとても満足しています(*^-^*)。雅号申請の紙にも「雅号を用いることで書画の作品と調和し、品位を高めます」と書いてありましたが、実にそうだなと。今後は雅号を自分の名前として大切にしようと思います。これから雅号を付けようとする方の参考になれば嬉しいです♪
◎↓自分でハンコ、作っちゃおうかなとも思ってます(*ノωノ)!!