この春から久しぶりに九成宮醴泉銘を書いています☆昇段試験の対策も兼ねて、毎月のお手本以外に良い本は無いかなと思い、評判や口コミが良かった二玄社の「中国法書選」(写真右)と「中国法書ガイド」(写真左:※中古なので表紙のデザインが古いです(^^;))を購入しました。この二玄社のシリーズは古典ごとに本がありますが、今回は私が購入した「九成宮醴泉銘[唐・欧陽詢/楷書]」バージョンをメインに、本の内容について詳しく紹介したいと思います(*’▽’)!

本は薄いので、持ち運びもしやすいですよ~(*´▽`*)

【中国法書選】「法書」は書のお手本 釈文あり、解説文なし

全60冊。時代順、古典ごとに1冊ずつあります。「甲骨文/金文」が1巻目、「呉昌碩集」が60巻目。「九成宮醴泉銘」は31巻目で発売日は「1987/11/10」。大型本で寸法は20 ×30 cm、42ページありました。二玄社のHPには全作品の概要が載ってます。◎↓この本です!

これくらいの大きさです(*‘∀‘)

中身ですが、気持ち良いくらい余計なことは書かれていません(笑)。あくまでもお手本です!!

1ページ目は題名、これだけは篆書で書かれているんですよね。
1ページに4行。(個人的には2行くらいが良かったなぁ~)
端っこに小さく釈文が載っています。
最後の1ページはちょっとだけ解説。書き方の解説ではなく、「九成宮~」の歴史背景が書かれていました。

【中国法書ガイド】法書選に対応したコンパクトな解説書

こちらも全60冊。A5版、それぞれ48~72ページ。「九成宮醴泉銘」は31巻目で、発売日は「1987/11/10」、50ページありました。◎↓この本です!

↑黒っぽいデザインは古いバージョンです(※古本なので)。改訂版は、どちらも青っぽい同じデザインです。かなり薄くて、かなり小さめ!

構成として、中身は基礎知識となる「法書ガイド」、字体とか古典を広くとらえる「周辺ガイド」、技法のポイントをまとめた「書法ガイド」、「現代語訳・原文・訓読釈文」に分かれています。

各分野によって解説者が違います。文体はちょっと古めかしい印象(;´∀`)本が苦手な方はキツイかな?

「中国法書ガイド」解説文に出てくる原文の文字は「中国法書選」に対応しています。「中国法書ガイド」に書かれている文字の下に例えば「4/1」と書いてあったら、「中国法書選」の4ページ目の1行目に載ってるよ、という意味です。

並べて読んでみると、よく分かる!
技法の解説は、結構勉強になります(*^▽^*)。お手本だけだと気づきにくい点がまとめられています。
法書ガイド(右)の後ろの方に図版が載ってましたが、とにかく小さい(;・∀・)。法書選(左)の方がお手本としてはやっぱり使いやすいです。

結論として、どちらも古典を臨書するうえで持っていて損はない本だと思います!ただ、お手本(法書)の文字はもう少し大きい方が良いと思うなら、拡大版の法書を買った方が良いかも。また解説本は丁寧に書かれていますが、「超初心者向け!」という訳では無くて、少し堅苦しく読みづらさもあります(30年前の本だからかな?)。
今回買ったのは「九成宮醴泉銘」で有名な古典のため色々本は売っていますが、ちょっとレアな古典だと法書や解説本はあまり売っていないので、そういう意味では色々網羅しているこのシリーズは重宝されるのも分かります(/ω\)。良い本やお手本を探している人の参考になれば嬉しいです!