私が家で書道をするようになって、5歳年長の息子が「俺もやりたい」と言い始めました。私自身、小学校1年生の終わりころから習字教室に通っていたので「もうそろそろかな?」と思いつつも様子を見ている最中です(^▽^;)今回は「習字教室に通い始めるベストなタイミングはいつか」「子どもが習い事で書道を始めるメリット」についての話を考えたいと思います☆

小学生低学年からが多いが、子どもによってベストな時期は異なる

子どもに習い事を始めさせるタイミングは親として悩むものです。習字に関して言うと、小学校で授業が始まるのは3年生学校に合わせるのなら3年生から始めても十分なのですが、タイミングとしてそれより前に始める子どもはたくさんいます。出来るだけ早い方が良いと考え幼児期から始める子どもも少数ですがいます。

私は日本習字の習字教室に小学生~大学まで通っていて、就職、結婚、出産を経て現在は通信で学んでいますが、その日本習字の公式HP(Q&Aのページ)には下記のように書かれていました。
「教室によって受け入れ対象年齢の下限は異なりますが、早いところで満年齢5歳頃からの指導が行われています。」また通信講座については「無理のない指導ができるよう、筆記具の持ち方や線の練習といった、文字のお稽古以前の手指の感覚運動から始められるように工夫がなされています。しかし、幼児の場合、何歳であっても、自学が可能というわけではありませんので、多分に保護者の方のサポートが必要となることをご理解ご了承願います」とのこと。

日本習字の子供向けの手本。分かりやすくてとても好きです(*^^)v

幼児に関して言えば、ひらがなを覚え始めるのは一般的に3、4歳くらい。書けるようになるのは5、6歳くらいでしょう。我が家の息子は5歳年長ですが、まだ鉛筆で書くので精一杯。水習字をやらせたりもしますが、集中して同じ文字を練習する段階まではいかないため、息子を見ていると今はまだ早いかな、という印象を受けます。もちろん個人差はあるので、3歳くらいでも取り組める子もいるとは思いますが、ある程度文字を見て理解できる、読んで書ける段階までいってから習字を始めても充分だと思います。

小学校低学年から書道を始める子どもが多いのには、いくつか理由があります。小学校で文字を習い始めるタイミングであること、あいさつや礼儀といった作法を身に着ける良い時期であること、書道は親が馴染み深いため習い事としてのハードルが低いこと、月謝があまり高くないこと…などでしょう。習字は服も汚れますし、道具の管理がきちんとできるのは小学生低学年くらいからだと思いますので、この時期がちょうど良いと考える親が多いのも頷けます。また今は色々な習い事がありますが、日本の伝統という意味でも子どものうちから学ぶ価値は大いにあると思います。

周りが書いていると、意外とすんなり書く気になります(*’▽’)

よく「書道は早く始めた方が上達する」と言われますが、それはYESでもあり、NOでもあります。やる気がありきちんと取り組めるのであれば、いつから始めても必ず上達します。小学校3、4年生で始めた子でもみるみる上達して、あっという間に何年も前から通っていた子に追いついてしまった、という子を何人も見てきました。(私も子どもでしたが。)
最初はどんなに下手でも、なかなかうまくならなくて昇級するスピードが遅くても、やる気を維持して続けていれば書道は絶対にうまくなるものです。親が「通わせたい」と思う時期と、子が「通いたい」と思う時期がずれているのなら、それをすり合わせることも大切なのかな、と私は思います。

子どもが書道を学ぶことで身につけられることは多い!

子どもが書道を習うことのメリットはたくさんあります。週に1回、または月に数回通い、何度も同じ文字を書くことで、ひらがなや漢字の勉強になります。また上達が目に見えるため、達成感が感じやすいのもメリットの一つでしょう。家に帰ってきて、上手く書けたものを家族に見せられますし、飾ることもできます書道は年代問わず誰もが親しみのあるジャンルなので、例えばおじいちゃんやおばあちゃんとのコミュニケーションツールにもなったりします。あと、よく言われるのは「集中力」。私自身は特に集中力がある方では無かったのですが、うまく書ければ嬉しいもの。提出間近は誰より集中していたかもしれません(^▽^;)。

年に数回大きい作品を書く機会があるのも良い♪飾られたり評価されると嬉しいものです☆

家や学校ではおてんばだったりやんちゃな子も、習字教室の雰囲気にのまれて意外としっかり書ける、という子はたくさんいます。私は墨の匂いが好きで、学校や家で書くよりも習字教室の方が断然たくさん書くことができました

私は結局大学4年生まで習字教室に通っていましたが、同じ時間帯に小学生もいましたし、大人の方もいました。特に仲良くなるような交流はしていなくても、作品を見ながら「うまいなぁ」とか「がんばれー」とか色々思っていたものです(*´▽`*)結局、同学年では数名、就職するまでみんな続けていました。明るく話好きな先生が良い教室の雰囲気を維持してくれたから、私も継続できたのだと思います。

道具の管理、小さい頃はちょっと難しかったりもするんですけどね(^▽^;)

もし子どもを習字教室に通わせるか迷っている方がいたら、一度でいいので是非親子で教室に足を運んでみて欲しいです☆学校とは違う様子に子どもが興味を持つかもしれませんし、先生との相性の良し悪しも確認できます。

今流行の習い事も悪くはありませんが、電子機器が多くなった現代も手書きの価値は大いにあります。大人になって「書道が得意です!」と自信をもって言えたなら、とてもかっこいいなと心底思います◎

★今日のおまけ★

5歳息子は習字よりもポケモンに夢中…。ポケモンに埋め尽くされたノート、3冊目突入(笑)