日本習字臨書部3月号。ブログを書こう書こうと思っていたのですが、仕事等でバタバタしてしまい更新できず…(;^_^A。実はちゃんと真面目に前回含めて計4回練習していました。5月の二段昇段試験に向けて、課題古典である九成宮醴泉銘集王聖教序を集中的に、半紙と条幅どちらも書いたので載せてみます。合わせて、先月号の添削が返ってきたのでまとめておこうと思います!

同じ文章を書くと、それぞれの特徴が際立つ!反省点も見えてきました

3月号は2月に引き続き、倣書課題。倣書は課題の文章に対して、本来は自分で辞書を引いたりして、書く字の形を確認したり調整していくものですが、臨書部の場合はお手本があるので気軽です。でも昇段試験はどんな文字が出るか分からないので…、3月号で書く字も一つ一つ頭に入れながら書きました。

3月号のお手本より引用☆これは集王聖教序のお手本。

↑↓こうやってお手本を見比べてみると、字の特徴がよく分かります!普段は文章の内容が違うので比較しづらいですが、これは倣書課題ならでは。私が書いたものは、全体的に細字になってしまったこと、強弱の変化が弱かったことが反省点

3月号のお手本より引用☆これは九成宮醴泉銘のお手本。

九成宮醴泉銘は半紙課題も仕上げました。今回は条幅よりも断然半紙課題の方が難しかったです…!!文字のバランスがとにかく取りづらい(´;ω;`)。右上がりが弱い、ぐじゃり・くねくね感を無くす、中心線がずれないようにする、そのあたりを気を付けたいところです。

4月からは課題の古典が変わってしまうので提出はしない予定。これまでの九成宮醴泉銘と集王聖教序のお手本を集めてちょっと練習しようと思っています。4月下旬には5月号の昇段試験課題が届くので、届いたらすぐに取り組めたらいいなと。またここに記録としてまとめておければいいなと思います。

★先月号、添削されて返ってきました【2月号振り返り】

2月号も今月号と同様に、昇段試験対策として条幅は集王聖教序、半紙は九成宮醴泉銘を書きました。ただ言い訳ですがちょっと時間が無かったため、納得いく作品を出せず。…だったのですが、予想に反してどちらもA判定でビックリ( ゚Д゚)!!指摘箇所は自分が想像する箇所ではなかったので、今後に活かせたらなと思います。

●条幅「集王聖教序」総合評価A ★これを書いた時の記事
配置B、字形A、用筆A、線質B、墨量A
☆コメント・指摘箇所
・墨量充実しています。字形のとりかたを押さえられています。もう少し動きを大きくし運筆することで、文字が大きく見えることにつながるでしょう。

・「融」「和」…内部の余白が明るくよくまとめられています。
↑逆に言うと…他の文字は、内部の余白が狭かったよう。特に画数の多い字は赤字で直されているものが多かったです。

●半紙「九成宮醴泉銘」総合評価A ★これを書いた時の記事
配置A、字形B、線質A
☆コメント・指摘箇所
・筆づかいをよく学ばれています。紙面への収め方も工夫されました。
・↓「右を広く」「中央より右へ」

学ぶことがいっぱい!来週からは集王聖教序と九成宮醴泉銘について、色々頭に入れられるように勉強していこうと思います
◎↓「九成宮醴泉銘」はこの本を活用してます!法書(お手本)&法書ガイド(解説本)

◎↓「集王聖教序」はこの拡大お手本を使ってます!

◎↓法書ガイド(解説本)はやっぱりこれが分かりやすい♪